【MTG】白黒緑/アブザンカンパニー(モダン) 後編
2015年8月12日 ゲーム コメント (2)デッキ選択について、各相手との簡単なゲームプランやサイドボードをお送りします。
1.デッキ選択
所持カードや出費を考えると、元々持っていた出産の殻のパーツを使いまわしたアブザンカンパニーを使用することはほぼ決まっていました。他の選択肢に萎れ葉のしもべ入りビートダウンもありましたが、多様なデッキが存在するモダンにおいて、相手に寄らない勝ち手段(無限コンボ)があることは非常に魅力的です。
参考にしたデッキリスト、解説記事はこちら
「JASPER DE JONG’S MELIRA AND COMPANY」
http://magic.wizards.com/en/events/coverage/mtgochamp14/modern-decklists-2015-05-15
構築のスタート地点。無限パーツは全て4積み、永遠の証人4と獣相シャーマン3など非常にコンボを意識した構築です。コンボは揃えやすいのですが、その分除去や墓地対策への脆さが目立ちました。
「モダンの達人 vol.1 -アブザンカンパニー-」
http://www.hareruyamtg.com/article/category/detail/1312
アブザンカンパニーの一般的な解説記事です。サイドボードプランのいくつかを取り入れました。
「Abzan Company in Modern By Sam Pardee」
http://www.channelfireball.com/articles/abzan-company-in-modern/
禁止前は出産の殻愛用者のSam Pardeeによる解説記事です。
《MTG 海外の監視者/MTG Oversears》様にて翻訳記事もあります。
http://mtgoversears.com/post-1208/
サイドボードプランといくつかのカードを取り入れました。サンプルリストのプレイヤーはPTオリジンの優勝者ですね。
カード選択について、「ビートダウンプラン」と「コンボプラン」どちらを選択しても有用に扱えることを意識しました。
個々のカードについては前回の記事を。
http://breedingpool.diarynote.jp/201507272329191289/
2.ゲームプラン・サイドボード
まずはサイドボードカードの大まかな解説
ブレンタンの炉の世話人/対赤、赤い全体除去(神々の憤怒、紅蓮地獄)
クァーサルの群れ魔導士/メインからエンチャ、ファクトを組み込んだデッキ
オルゾフの司教/タフネス1を並べるデッキ
罪の収集者/対青、該当スペルを軸としたコンボデッキ
大爆発の魔道士/対青コントロール、一部のミシュラランド、土地系コンボ
思考囲い/対青、コントロール、コンボ
突然の衰微/コスト3以下主軸のビート・コンボ全般、致命的な対策カードへの対策
窒息/対青(島を並べるデッキ)
コスト4以上+スペルの数がサイド後変わらないよう入れ替えます。
・バーン
out闇の腹心1・永遠の証人1・残忍なレッドキャップ1・悪鬼の狩人1・集合した中隊
inブレンタンの炉の世話人2・罪の収集者1・突然の衰微2
一般的には有利といわれていますがゲーム内容自体はお互いの噛み合いによるところが大きいです。台所の嫌がらせ屋が頭蓋割りされないことを祈りながら連打します。
・ジャンド・アブザン
out臓物の予見者1・残忍なレッドキャップ1・シルヴォクののけ者、メリーラ1・呪文滑り1・召喚の調べ1・(貴族の教主2)
in大爆発の魔道士2・突然の衰微3・(ブレンタンの炉の世話人2)
()内はジャンドのみ
主な負け筋はハンデスや稲妻で勢いを落とされた後に素早く決着をつけられること、または漁る軟泥・闇の腹心が生き残ることです。長引けば集合した中隊によって捲り目がでてきます。
アブザンはジャンドよりも比較的スピードが遅いため有利となります。サイド後は全体除去を意識しつつ致命的なクリーチャーにのみ除去を当てていくイメージです。
・グリクシスコントロール
out貴族の教主2・呪文滑り2・臓物の予見者1・シルヴォクののけ者、メリーラ1・召喚の調べ1・突然の衰微1・台所の嫌がらせ屋1・残忍なレッドキャップ1
in大爆発の魔道士3・ブレンタンの炉の世話人2・窒息2・思考囲い2、罪の収集者1
主な負け筋は長期戦から命令の連打、もしくは探査クリーチャーの早期召喚ですが、メインボードで全て対処されることは中々ないため後者のみとなります。
サイド後は展開への裏目(全体除去)、効率の良いカウンターの追加などで長引くため、それよりも前にランデスして相手の得意なマナ域に到達させないプランです。
・親和
out集合した中隊2・残忍なレッドキャップ1・復活の声1・闇の腹心1・漁る軟泥1・先頭に立つもの、アナフェンザ1
in突然の衰微3・大爆発の魔道士2・オルゾフの司教1・クァーサルの群れ魔導士1
基本的に速度勝負となります。削り切られるか、こちらが無限を決めるか。サイド後は衰微、大爆発の魔道士を負け筋を消しつつコンボパーツを探していきます。できることなら召喚の調べは除去クリーチャーではなくコンボを揃えるために使いたいところ。
・欠片の双子
out臓物の予見者1・貴族の教主2・台所の嫌がらせ屋1・シルヴォクののけ者、メリーラ1・召喚の調べ1・流刑への道1・集合した中隊2・闇の腹心1・悪鬼の狩人1
inクァーサルの群れ魔導士1・罪の収集者1・ブレンタンの炉の世話人2・思考囲い2・突然の衰微3・窒息2
基本的にメインはコンボを止められません。
サイド後は突然の衰微4他多数で全力でコンボを阻止し、その延長で血染めの月を警戒します。これら二つのイージーウィンを対策できれば後は細かいクリーチャーによるビートダウンなので、ライフを焼かれる前に殴り切ります。
以上が私の考えるアブザンカンパニーの解説です。
対戦相手によってビート・コンボと振る舞いを変えられるデッキに興味のある方は是非試してみる事をお勧めします。
1.デッキ選択
所持カードや出費を考えると、元々持っていた出産の殻のパーツを使いまわしたアブザンカンパニーを使用することはほぼ決まっていました。他の選択肢に萎れ葉のしもべ入りビートダウンもありましたが、多様なデッキが存在するモダンにおいて、相手に寄らない勝ち手段(無限コンボ)があることは非常に魅力的です。
参考にしたデッキリスト、解説記事はこちら
「JASPER DE JONG’S MELIRA AND COMPANY」
http://magic.wizards.com/en/events/coverage/mtgochamp14/modern-decklists-2015-05-15
構築のスタート地点。無限パーツは全て4積み、永遠の証人4と獣相シャーマン3など非常にコンボを意識した構築です。コンボは揃えやすいのですが、その分除去や墓地対策への脆さが目立ちました。
「モダンの達人 vol.1 -アブザンカンパニー-」
http://www.hareruyamtg.com/article/category/detail/1312
アブザンカンパニーの一般的な解説記事です。サイドボードプランのいくつかを取り入れました。
「Abzan Company in Modern By Sam Pardee」
http://www.channelfireball.com/articles/abzan-company-in-modern/
禁止前は出産の殻愛用者のSam Pardeeによる解説記事です。
《MTG 海外の監視者/MTG Oversears》様にて翻訳記事もあります。
http://mtgoversears.com/post-1208/
サイドボードプランといくつかのカードを取り入れました。サンプルリストのプレイヤーはPTオリジンの優勝者ですね。
カード選択について、「ビートダウンプラン」と「コンボプラン」どちらを選択しても有用に扱えることを意識しました。
個々のカードについては前回の記事を。
http://breedingpool.diarynote.jp/201507272329191289/
2.ゲームプラン・サイドボード
まずはサイドボードカードの大まかな解説
ブレンタンの炉の世話人/対赤、赤い全体除去(神々の憤怒、紅蓮地獄)
クァーサルの群れ魔導士/メインからエンチャ、ファクトを組み込んだデッキ
オルゾフの司教/タフネス1を並べるデッキ
罪の収集者/対青、該当スペルを軸としたコンボデッキ
大爆発の魔道士/対青コントロール、一部のミシュラランド、土地系コンボ
思考囲い/対青、コントロール、コンボ
突然の衰微/コスト3以下主軸のビート・コンボ全般、致命的な対策カードへの対策
窒息/対青(島を並べるデッキ)
コスト4以上+スペルの数がサイド後変わらないよう入れ替えます。
・バーン
out闇の腹心1・永遠の証人1・残忍なレッドキャップ1・悪鬼の狩人1・集合した中隊
inブレンタンの炉の世話人2・罪の収集者1・突然の衰微2
一般的には有利といわれていますがゲーム内容自体はお互いの噛み合いによるところが大きいです。台所の嫌がらせ屋が頭蓋割りされないことを祈りながら連打します。
・ジャンド・アブザン
out臓物の予見者1・残忍なレッドキャップ1・シルヴォクののけ者、メリーラ1・呪文滑り1・召喚の調べ1・(貴族の教主2)
in大爆発の魔道士2・突然の衰微3・(ブレンタンの炉の世話人2)
()内はジャンドのみ
主な負け筋はハンデスや稲妻で勢いを落とされた後に素早く決着をつけられること、または漁る軟泥・闇の腹心が生き残ることです。長引けば集合した中隊によって捲り目がでてきます。
アブザンはジャンドよりも比較的スピードが遅いため有利となります。サイド後は全体除去を意識しつつ致命的なクリーチャーにのみ除去を当てていくイメージです。
・グリクシスコントロール
out貴族の教主2・呪文滑り2・臓物の予見者1・シルヴォクののけ者、メリーラ1・召喚の調べ1・突然の衰微1・台所の嫌がらせ屋1・残忍なレッドキャップ1
in大爆発の魔道士3・ブレンタンの炉の世話人2・窒息2・思考囲い2、罪の収集者1
主な負け筋は長期戦から命令の連打、もしくは探査クリーチャーの早期召喚ですが、メインボードで全て対処されることは中々ないため後者のみとなります。
サイド後は展開への裏目(全体除去)、効率の良いカウンターの追加などで長引くため、それよりも前にランデスして相手の得意なマナ域に到達させないプランです。
・親和
out集合した中隊2・残忍なレッドキャップ1・復活の声1・闇の腹心1・漁る軟泥1・先頭に立つもの、アナフェンザ1
in突然の衰微3・大爆発の魔道士2・オルゾフの司教1・クァーサルの群れ魔導士1
基本的に速度勝負となります。削り切られるか、こちらが無限を決めるか。サイド後は衰微、大爆発の魔道士を負け筋を消しつつコンボパーツを探していきます。できることなら召喚の調べは除去クリーチャーではなくコンボを揃えるために使いたいところ。
・欠片の双子
out臓物の予見者1・貴族の教主2・台所の嫌がらせ屋1・シルヴォクののけ者、メリーラ1・召喚の調べ1・流刑への道1・集合した中隊2・闇の腹心1・悪鬼の狩人1
inクァーサルの群れ魔導士1・罪の収集者1・ブレンタンの炉の世話人2・思考囲い2・突然の衰微3・窒息2
基本的にメインはコンボを止められません。
サイド後は突然の衰微4他多数で全力でコンボを阻止し、その延長で血染めの月を警戒します。これら二つのイージーウィンを対策できれば後は細かいクリーチャーによるビートダウンなので、ライフを焼かれる前に殴り切ります。
以上が私の考えるアブザンカンパニーの解説です。
対戦相手によってビート・コンボと振る舞いを変えられるデッキに興味のある方は是非試してみる事をお勧めします。
コメント
私もカジュアルでアブザンカンパニーを使用しているのですが、
如何せん回し方が難しく(そこが楽しいのですが)、
各カードの考察や、サイドの指し方など参考になります。
ところで質問なんですが、下記の2点について余裕がありましたら教えてほしいです。
・オリジンリリアナの使い心地
※私見として強さはわかるのですが、仕事をする前にパスや稲妻で処理されてしまうことが多く、度々復活の声などとの差し替えを考えてしまいます。
・赤緑トロン系のゲームプランとサイドの指し方
期間が空いてしまったので覚えている範囲で答えさせていただきます。
・リリアナ
1.青いデッキに刺さるヴェールのリリアナの強バージョン。ひたすら+連打で奥義も視野。
2.大爆発などの使いまわし、キッチンを釣り上げてコンボスタート。
リリアナは相手に応じた柔軟な動きが魅力です。単体除去に当たるのは仕方がありませんが、サクリ台がいれば回避できるので許容できる範囲かと思います。
復活の声に関してですが、僕自身が復活の声をあまり信用していない(大抵の相手は無視、双子やグリクシスには働くが、それでも無視されるパターンが多数)ため、調べ用の1枚のみとなりました。
・トロン
out
1漁る軟泥
1復活の声
1呪文滑り
3台所の嫌がらせ屋
1悪鬼の狩人
1先頭に立つもの、アナフェンザ
2流刑への道
in
3大爆発の魔道士
2思考囲い
2ブレンタンの炉の世話人
1突然の衰微
1クァーサルの群れ魔導士
1罪の収集者
元々が非常に苦しいマッチですが、狙うとすれば直接ビートダウンよりは無限ダメージと考えています。
サイドはメインよりもマシになる程度の妨害(罪の収集者は全体火力、クァーサルと衰微は2T目の地図や忘却石)を入れ替えています。もたついているところを妨害しつつ、そのうちに揃えてしまうのが理想ですね。